脳腫瘍とは?脳に出来る腫瘍!目にも症状が出ることがあるので注意!

脳腫瘍(のうしゅよう)は、
その名の通り、脳に出来る腫瘍です。

脳の病気、と言うと
頭痛だとかめまいだとか、
ろれつが回らないだとかそういうものを
思い浮かべる人も多いと思うのですが
実は「目」にも症状が出る可能性があります。

脳腫瘍でも、脳梗塞でも、脳出血でも、
脳に関係する病気は
見え方に関する異常が出ることもあるのです。

そのため、”見え方がおかしい”ということは
想像以上に大きな病気に繋がっていることもある、ということです。

脳腫瘍について、解説していきたいと思います。

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どのような病気なの?

脳腫瘍は、脳、あるいはその脳の周辺の部分に
できた腫瘍のことを示します。
脳腫瘍は脳腫瘍でも、色々な種類が存在しており、
腫瘍の出来る場所によって発言する症状などが
異なる場合もあります。

当然のことながら、脳と言う重要な部分に出来る腫瘍ですので
放置しておけば命にかかわることもあります。
が、一方で、適切な治療を行うことができれば、
必ずしも後遺症が残るとは限らず、
これまで通り日常生活を送ることもできるのです。

どんな病気でもそうですが、この脳腫瘍に関しても、
早めに病気を発見して、治療を進めていく、ということが
とても大切になってくるのです。

腫瘍ができる原因は?

脳腫瘍が出来る具体的な原因は不明です。
腫瘍が出来る可能性を高めてしまうもの、というのは
いくつか言われていますが
「〇〇をすると」という具体的な決定打になってしまう
条件については不明なため、
脳腫瘍を100パーセント防ぐ、ということは現状ではできません。

そのため、少しでも怪しいと感じたら
脳神経外科などを受診してCTやMRI検査などを受けたり、
年齢をある程度重ねたら、脳ドックなどの定期検査を受けることが
大切なポイントとなります。

原因として「遺伝性」のものが挙げられているほか、
生活習慣関係やストレスなども、脳腫瘍へのリスクを
あげる要素として挙げられています。
また、遺伝的要素があるため、身内に脳腫瘍の方がいる場合に
関してはそのリスクが上がる、と考えておいた方が良いかと思います。

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どのような症状が出るの?症状は目にも…!

脳腫瘍の症状は”頭痛”だけではありません。
脳に関係する色々な部位に影響が出る可能性があります。
下記のような症状が出ている場合に関しては、
必ずしも脳腫瘍であるとは限りませんし、
そうではない可能性も高いですが、
症状が続いたり、当てはまる症状があまりにも多かったり
する場合に関しては、一度は検査を受けておいた方が良いでしょう。

では、どのような症状が出るのかを
見ていきます。
発症した部位などによって症状が異なる為
紹介する症状全てが出るわけではありません。
また、下記の症状が出ても、必ずしも脳腫瘍であるとは限らず、
その部分は検査をしないと分からないので、
注意するようにして下さい。

・頭痛
慢性的な頭痛が発生します。
起床時の方が頭痛が強く、その後徐々に落ち着いていく、という場合も
あるようですね。

・吐き気やおう吐
お腹の調子を壊したりだとか、風邪だとか、
食べ過ぎた、だとかそういうこともないのに、突然吐き気が現れて
突然吐いてしまう、という症状。
これも脳腫瘍の症状の一つになります。

・しびれ
手足がしびれたり、麻痺したり。脳の系統の病気ではよくある症状です。
片側だけがしびれたり、麻痺したり…
そういった症状が出ている場合も注意が必要です

・言語関係
言葉が上手く出せない、ろれつが回らないなどの症状が発現します。
また、耳がよく聞こえないなどの症状を伴う場合もあり、
慢性的な耳鳴りが出現する場合もあります。

・めまいなど
めまいやふらつきの症状が出る場合もあります。
まっすぐ歩けない歩行障害や、目的地にいけない失調などの症状が
出るケースも。

・精神的症状
精神的な部分に影響を及ぼす部位に腫瘍が出来てしまった場合は、
意欲の低下や物忘れなどの症状が出ることがあります

・目の関係
目にも症状が出ることがあります。
これも、主要が出来る場所によって異なりますが
視野が欠けたり、急激に視力が低下したり
モノが二重に見えたり、そういった異変が起きることがあります。
こうなってくると眼科を受診することも多いかと思いますが
(もちろん、目の病気でそういった症状が出ることもあります)
脳腫瘍の場合は、最終的には脳神経外科を訪れることになります

簡単に説明しましたが
様々な症状が出る可能性があり、
腫瘍のできる部位によって、その症状は異なります。
ただ、いずれの症状にしても続く場合やどんどん悪化していく場合は
最初は目の症状の場合は眼科、耳鳴りなら耳鼻科などでも構いません。
とにかく一度病院で原因を調査することが大切です。
最初に眼科や耳鼻科を訪れたとしても、先生が必要だと判断すれば、
脳神経外科などを紹介してくれます。

上記のような症状が出ていたとしても
脳腫瘍であると決まったわけではありませんから、
そのあたりに関して、必要以上に不安に思う必要はありませんが
放置をしておけば、危険なことになる可能性もありますから、
しっかりと原因の調査を行う事は大切になります。

どのような検査を行うのか?

上記のような症状が見られて、脳関係の病気が
疑われる場合に関しては、
一般的に「CT」もしくは「MRI」による検査が
行われることになります。

どちらの検査も、脳に病気がないかを確認するために
行われる一般的な検査で、痛みなどはありません。
寝台などにあおむけになり、
あとは、数分~数十分間の間、機械の中で
検査が終わるのを待つだけです。
(MRIの場合は20分程度(若干場所によって差異あり)になります)

その検査結果を元に診断を行い、
脳に異常が見当たらなかった場合に関しては
とりあえずは、脳腫瘍や脳梗塞などの可能性は低くなります。
もしも脳に腫瘍などが見つかった場合は、医師の判断で
さらに精密な検査などが行われて
今後の治療方針が決められていく、というかたちになります。

治療方法は?助かるの?

脳腫瘍=助からない ではありません。
適切に治療が出来れば、脳腫瘍になってしまっても
充分に助かる可能性もありますし、普通に日常生活を
送ることができる可能性も高いです。
医療は進歩しているわけですね。

治療の基本は、手術によって腫瘍を取り除くことです。
状況によっても異なりますが
担当の先生としっかりと話し合いをしながら、
治療を進めていくようにしましょう。

また、最近では放射線による治療なども存在しており、
腫瘍の状態などからどのように治療するかを
決定していきます。
手術を行った後に放射線治療が行われるケースなども
あるようですね。

手術後に関しては、経過観察が重要になります。
どの腫瘍でもそうですが、
再発などの可能性もありますから
しっかりとその後の状態がどうなっているのかを
定期的に確認することが大切になります。
経過観察の際には、CTやMRIなどの検査、
血液検査などが行われることになります。

いずれにしても、放置しておけば
最悪の結果を招く可能性がありますから、
異変を感じた場合は検査を行い、
万が一脳腫瘍である場合は、
しっかりと治療を進めていくことが大切になります

まとめ

目の見え方の症状でも、脳腫瘍のように、
脳が原因であるケースもあります。
「脳を原因とする見え方の異常」は
頭の片隅に入れておくと、
いざというときに「もしかしたら…」と早めに
気が付くことができると思いますから、
覚えておいて損ではないかと思います。

もちろん、目そのものが原因である可能性もありますから、
異常がある場合は、しっかりと検査を行いましょう!

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