脳が原因の目の症状!こんな症状がある場合は要注意!

病気・症状

目の異常は、
必ずしも目が原因であるとは限りません。

場合によっては、目以外の部分が原因となって
何らかの症状が出ている可能性も十分に考えられるのです。

では、どこに異常があるのか。
多いのが「脳」か「精神的な部分」のどちらかですね。

原因がどこであれば、辛い症状が辛いことに変わりはありませんが、
脳が原因である場合、脳梗塞や脳腫瘍などの可能性もあり、
放置しておくことは大変危険です。

場合によっては、命に関わる危険性もあるため、
しっかりと対処をして行かなくてはなりません。

では、脳に原因がある場合、
どのような症状が出る可能性があるのでしょうか。

脳が疑われる症状

はじめに、誤解のないように書いておきますが
これから紹介するような症状が出た場合でも、
必ずしも脳が原因であるというわけではありませんし、
脳が原因と言っても、様々な原因が考えられます。
脳梗塞や脳腫瘍などの大きな病気だけではなく、
血流の関係だったり、片頭痛関係だったり、
即座に命の危険に見舞われるようなものではないものが
原因であることもあります。

そのため、
これから紹介するような症状が出てしまっている場合でも
必要以上にパニックになったりはしないようにして下さい。

ただ、そういう可能性もあるので、
そういった症状が出ている場合は、なるべく早めに検査などを
受けることは、大切なポイントになります。

では、どのような症状が危険なのか
それを見ていきましょう
(原因が脳でなくても、危険な目の症状はたくさんあるので
その点はご注意ください)

突然片目が見えなくなる

突然片目が見えなくなり、数分間で何事も無かったように改善した…
これは、脳が原因である可能性が高いです。
血流などの問題ですね。
黒内障(こくないしょう)と呼ばれるもので、
繰り返しているうちに脳梗塞などに繋がる可能性もありますので、
早い段階で、脳神経外科などを受診することをおすすめします。

通常、目を原因とした病気で「いきなり片目が見えなくなる」
「数分~数十分で元に戻る」などということは起こりません。
そのため、目以外の部分で何かが起きている、と考えるのが
妥当であるかと思います。

この症状が出ても、ただちに手術だとか、そういうわけではなく、
内服薬などで脳梗塞などに繋がらないように治療できるので、
怖がらずに、早めに病院へと行きましょう

黒内障の詳細は別記事にまとめてあります)

視野の一部が欠ける

これは、目の病気(緑内障)などでもあることですが
脳が原因となって、視野が欠けることもあります
左右どちらかの視野が半分欠けたり、一部欠けたり、
こういった症状が出ることもあるのです。

脳梗塞、脳出血などが原因の場合は、これらの症状が
急激に出現するほか、脳腫瘍などの場合は、
ゆっくりと少しずつ進行していきます。

緑内障(目の病気)の場合に関しても、
これがゆっくりと進行しますが、その判断は
眼科や脳神経外科などでないと難しいため、
視野が欠損した場合は、ただちに病院の診察を受けましょう。
緑内障の場合、放置すれば最終的に失明する恐れがありますし、
脳関係の場合は、放置すれば最終的に命に関わる事態に
なってしまう可能性がありますから、注意しましょう。

モノが二重に見える

モノが二重に見える「複視(ふくし)」と呼ばれる状態。
これも、脳が原因である可能性があります。
乱視など、目が原因となっている場合もありますが、
脳が原因となっている場合もあり、
脳が原因の場合は、危険な病気である可能性もあるために
注意が必要です。

見分ける目安として(あくまでも目安です)
両目で見ているとき”だけ”二重に見えるという場合は
注意が必要とのことです。
目が原因であれば”片目で見たとき”にも、二重に見えるのが基本になります。
右目・左目、二重に見える原因となっている目で見たときに二重に見える、
あるいは、両目で見ても、片方ずつで見ても二重に見える、
これが目が原因の場合になります。

ただ、両目で見ると二重、片目で見ると右でも左でも二重には見えない、
という場合は、それぞれの目は普通に見えていて、
目の情報をまとめる過程で何か異常が起きているという可能性が高くなり、
目ではなく、脳や神経に異常がある可能性があります

もちろん、最終的には検査を受けなければ分かりませんが
1つの目安としては覚えておくと良いかもしれません。

視界にギラギラしたものが見える

視界に突然ギラギラ・ギザギザした光が見えて
数分~数十分でそれが消失する…
これは、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる症状で、
脳の方が原因となっている症状です。

通常、この症状は片頭痛の前触れとして出現するもので、
光が消えたあとに激しい頭痛を生じます。
が、場合によっては光だけで終わるパターン
(頭痛のない閃輝暗点)の場合もあります。

この症状は、通常、それほど恐れるものではなく、
片頭痛が酷い場合は内服薬などで抑えていくかたちになりますが
場合によっては脳梗塞・脳腫瘍などが原因となっているケースもあります
(可能性としては稀ですが、そういうこともあるようです)

そのため、症状が頻繁に続く場合などは
脳神経外科などを受診するようにしましょう。

なお、時々”頭痛なしの閃輝暗点は危険”という記述を見かけますが
頭痛があってもなくても頻繁に症状が出る場合は
何か大きな原因がある場合もあるので、検査を受けた方が良いでしょう。
閃輝暗点の詳細は別記事にまとめてあります)

その他の症状

脳の方面が原因で、その他の症状が出ることもあります。
本当に、色々な症状が考えられるので
検査せずに「目」「脳」どちらが原因かをすぐに判断することは
難しいです。

目ではなく脳の関係が原因とされている症状は
上にあげたモノ以外にも多数存在しています。
脳のどこが原因か明確に判明していないものもありますし、
治療方法の見つかっていないものも存在します。

「アリス症候群」や「ビジュアルスノウ」などと言った
知名度の低い病気もこれらに該当します。
アリス症候群は、モノが歪んで見えたり、大きく見えたり
小さく見えたり、距離感が上手くつかめなくなったり、
まるで不思議な世界にいるかのような、不思議な症状を
伴う病気で、治療方法については解明されていません。

また「ビジュアルスノウ」は目に砂嵐のような
小さな点粒が見える病気です。
これに関しても、脳の一部機能が原因ではないか、
と言われていますが具体的に特定されているわけではなく
同じく治療方法は不明です。

上で挙げた代表的な例以外にも、脳を起因として
出てくる症状はたくさんあります。
脳梗塞などの前触れであるものから、
命に繋がるようなものではないケースもあり、
その原因は脳!と言っても様々ですが、
上記のような症状がある場合、一度は眼科や脳神経外科で
しっかりと検査を受けておき、
原因を特定する、もしくは異常がないことを
確認しておく、ということは
非常に大切なポイントになってくるかと思います。

まとめ

脳が原因でおかしな見え方をすることは
案外、多いものです。
命に関わるものも中にはあるので、
「見え方がおかしいな」と思ったら、眼科か
脳神経外科を受診しましょう。

ろれつが回らない、しびれ、身体を思うように動かせない、
頭痛などの症状がある場合は、脳神経外科を優先した方が
良いですが、そうでない場合は、最初は眼科でも
構わないとは思います。
目に異常がなければ、先生も脳の方を疑い、
紹介状などを出してくださると思いますから
どちらか判断できない場合は「怪しいな」と思う方から先に
受診してみるのがベストであるかと思います。