OCT検査・光干渉断層計検査とは?病気早期発見に役立つ検査!

眼科では、色々な検査が行われています。
痛みのある検査もありますし、
光の見え方がしばらく変わってしまうような検査もあります。

しかし、OCT (光干渉断層計)検査という検査は負担が少なく、かつ、
色々なことがすぐに分かる非常に優れた検査になっています。

最近では、導入されている眼科も増えつつあるようですね。

こちらでは、この検査の概要と手順などを
お話して行きます。

スポンサーリンク

どのような検査なの?

光干渉断層計(ひかりかんしょうだんそうけい)と呼ばれる機器を
用いて行う検査になっています。
この器具を用いることにより、目の状態の確認を行い、
緑内障や加齢黄斑変性症などの発見にも役立ちます。

患者側の負担が少なく済むのも特徴的で、
検査は非常に簡単かつ、痛みなどもなく、
数分で終わる簡単なものになっています。

なお、光干渉断層計はいくつか種類があり、
それぞれの眼科によって、機種などが異なる場合があります。

検査の目的は?

目の中の状態を確認するために検査を行います。
眼科によって、この検査を行うタイミングは
異なりますが、目の見え方に関する症状や、
既に何らかの病気を患っていて、目の現在の状況を
確認したりする際に用いられます。

網膜の状態など、色々な部分を確認できるため、
導入されている眼科では、
目に何らかの不調な部分がある場合、
病気発見のためにこの検査が行われることは
多いかと思います。

スポンサーリンク

検査で分かることは?

この検査を行うことにより、様々なことが分かります。
「緑内障」「加齢黄斑変性症」「網膜剥離」「黄斑円孔」
「黄斑浮腫」「糖尿病網膜症」などの発見や状況の把握など
網膜や黄班部の病気の発見に役立ちます。

検査自体もすぐに終わるもので、
安心して検査を受けることができますし、
眼圧検査などでは発見できないような
”眼圧に変化のない緑内障”もこの検査で発見することが
できるので、非常に優れた検査となっています。

目の病気の治療は早期発見をし、
症状が進む前に治療を行ったほうが
当然のことながら、治療もスムーズに進みますし、
視力障害などを残さずに済みます。

検査の流れは?

検査の流れとしては、非常に簡単なもので、
台にあごを乗せて、機械の中の見る箇所をじっと見つめて、
検査は終了です。
特に、痛みなどもありませんし、時間も数分もあれば
終了する検査なので、苦痛などは一切ありません。
それだけで、多くの病気について分かるので、
とても便利な検査だと言えますね。

なお眼科の検査には「眼底検査」というものもあり、
この検査では、目の奥の部分までをしっかりと見るために
散瞳薬というものが使われますが、
こちらのOCT検査では使わずに検査をすることもできるようです。
色々と調べてみましたが「使う」と明言している眼科もあれば
「使わずに検査できます」と明言している眼科もあります。
必ずしも、散瞳薬を点眼するとは限らないようですね。

散瞳薬を使った場合、6時間程度、まぶしさやぼけけなどが
残りますから、ちょっとした視覚的な不便さがあります。
が、この検査ではそれも使う必要はないので、
非常に受ける側の負担が少ない検査になっているのは事実です。

導入されていない眼科も…

こちらの検査機器は全ての眼科で導入されているわけでは
ありません。
OCT検査の設備が存在していない眼科もあります。
その場合は、眼底検査など、その他の検査で
対応していくことになります。

OCT検査は最初は大病院などで導入され、
現在は地域のクリニックの一部などにも
広がりつつあるようですが、
これがない眼科も珍しくはありません。

ただ、その場合、病気が発見できなくなってしまうか、
と言われれば決してそういうわけではなく、
しっかりとその眼科にある設備で対応はしてくれると思いますから
心配に思うような必要はありません。

OCTがあれば(患者的に)便利!というぐらいに
考えておけば良いかと思います

スポンサーリンク

費用はかかるの?

病院でかかる費用は、他の検査や問診などによっても
変わってきますから、一概に言うことはできませんが、
この検査自体は負担金額にもよりますが
数百円程度になっているようです。

ただし、当然ながら他の検査や診察、
治療、処方などが行われれば、金額は変化します。

検査の体験談

私も、視界のモノがぶれる症状が出たときに紹介された
大病院でこちらの検査をしました。
検査自体は本当に簡単なもので、
上にも書いた通り、指示された通りに台に顎を乗せて
指示された方向をじーっと見ているだけです。

特に難しい事はありませんでしたし、
痛みもなく、時間もかかりませんでした。
私の場合は瞳孔を開く薬の点眼はありませんでしたが
場合によってはあるようです。
このあたりは眼科医の指示に従いましょう。

まとめ

OCT検査はとても簡単に行うことができるだけではなく、
色々なことを調べることができる、とても役立つ検査です。
私も実際に経験してみたしたが、負担になるようなことはなく、
それでいて、眼圧に変化のない緑内障の発見など、
色々な部分に役立つ検査になっています。

自分から眼科に行って「OCT検査受けたいのですけど~」
なんてことはないとは思いますが、
目の調子が悪い時には、助けになってくれる検査であると思います。

タイトルとURLをコピーしました