ビジュアルスノウを「気のせい」だと言われた場合はどうすれば?

ビジュアルスノウの症状は
なかなか他人に理解してもらうことが
難しい症状です。

病気自体の知名度も低く、
また、自分がならないとなかなか
想像もつかないようなものなので
こればっかりは仕方がないこと…と
言えるかもしれません。

ですが、私も含めて、
ビジュアルスノウの当事者からすれば、
「そんなの気のせいだろ」と言われてしまうと
やっぱり、なかなかきついものもあると思います。

では、ビジュアルスノウを「気のせい」と
言われてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。
実際の経験談なども元に解説していきます。

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気のせい扱いされたらどうする?

ビジュアルスノウの症状を
誰かに打ち明けても「気のせい」と
言われてしまったらどうすれば良いのか。

基本的には、
「理解してもらおうと努力する」か
「諦める」のどちらかです。

まず、「気のせいでしょ?」と言う人は
ビジュアルスノウというものを、知らない、
あるいは認めていないか、そのどちらかです。

そういう人が「悪い」ということではありませんし
何も知らないのであれば
「気のせいじゃないの?」と考えてしまうのも
「自分がビジュアルスノウを知らなかったら?」と
想像してもらえれば、無理もないことだと
言うことは分かると思います。

ですので、相手を責めたり
「どうして分かってくれないんだ!」みたいな
振る舞いは、逆効果となってしまいます。

私は、ビジュアルスノウになっている側なので、
分かってほしい!と思うことはありますが、
それでも「なる前の自分」が、そう言われたら、
なかなか具体的に理解するのは難しいと思いますし、
「どうして分かってくれないんだ!」みたいな振る舞いは
やはり、マイナスにしか働かないと思います。

そうなってしまわないためにも
色々なポイントを理解しておきましょう。

口だけの説明では無理

ビジュアルスノウの症状を口だけで説明するのは困難です。

相手がビジュアルスノウについて理解している方で
あれば話は別ですが
そうでない場合は「粒粒が見える」「砂嵐が見える」と
言っても、どんなものかどうか
具体的に想像するのは難しいと思いますし、
飛蚊症などを知っている人であれば
それと勘違いされる可能性が高いです。

また「気にしすぎでしょ」だとか
そういう流れになる可能性も高いですね。

どうしてもビジュアルスノウを相手に伝えたい場合、
「気のせいでしょ」と言われてしまう場合は、
「ビジュアルスノウ」について書かれたサイトや文献などを
見せながら説明するのが一番良いでしょう。
(私のようなサイトではなく、病院とかそういうサイトの方が
 説明するときは信憑性もより増すと思うので、
 そういったサイトを探した方が良いです)

また、視覚的に説明するのも有効的で、
実際の写真などに、自分の見え方をペンなどで書き込み
「こういう風に見える!」
ということを言葉ではなく視覚的に伝えることも
一つの手段です。

どうせ気のせいでしょ?と思っている人に対しては
いくら言葉で説明しても、なかなかうまく
伝わるようなことはないので、
実際にビジュアルスノウというものがあるんだ、ということを
サイトや文献などで見せつつ、
自分はこういう風に見える、ということを
しっかりと説明することが大切になります。

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どうしても信じてもらえない場合

どうしても相手に信じてもらえない場合に
関しては、「信じてもらおうとするのをあきらめたほうがいい」
場合もあります。
ビジュアルスノウを信じないVS信じてほしいの対決に
なってしまうと、相手との関係が悪化するだけですし、
おそらく、相手は「そんなものない」と思い込んでいる場合、
お互いに分かりあうことは、現実的に考えると
かなり難しいです。

そのため、どうしても信じてもらうことが出来ない場合に関しては
諦めたほうが良い場合もあります。

「その人に理解してもらうことは諦めて
 他に理解してくれる人を探す」ということですね。
あまり、無理に理解してもらおうとすると
精神的にも疲れてしまいますし、
色々な意味でダメージが大きいです。
当然、時間も無駄してしまいます。

プライベート関係の相手であれば、
「この人には理解してもらえない」と諦め、
病院の先生などが相手の場合は
「別の先生に相談する」ことを検討してみてください。

ある程度お話しても
なかなか理解してもらえないような場合は、
どんなにお話をしても、
理解してもらうことは、現実的に
かなり難しいです。

相手と絶縁する覚悟であれば
それでもビジュアルスノウを分かってほしいんだ!
でも構いませんが
それはちょっと…という場合は
「その人に理解してもらう」ことは
諦めたほうが良いかもしれません。

理解してもらえない焦りが悪化を招く

辛い症状なのに「理解してもらえない」という状況は
精神的に大きな負担になってしまう可能性もあります。

が、精神的に負担を強めると
余計な併発症状がさらに増える可能性があるために、
”出来る限り精神的な負担を増やさないようにする”
ということも、ビジュアルスノウ対策の一つとして
大事なコトです。

「気のせいでしょ」と言われると
確かに落ち込むと思いますし
「気のせいじゃなくて本当にそういう症状が出てるんだけど!」と
思ってしまう気持ちも分かりますが
あまり「信じて貰わないと」という気焦りばかりが
強くなってしまうと、逆に精神的負担が
強まってしまい、
ますます症状が重くなってしまいます。

私も、ビジュアルスノウ発症当時は色々と
深く考えすぎてしまって
結果的に複数の併発症状が出てしまい
「余計に」苦しむことになってしまいました。

そういったことになってしまわないためにも、
ある程度「妥協」することも大事であると思います。

「なんとか相手に分かってもらわないと!」
「どうして分かってくれないんだ!」
こういう想いは、当然、私にも分かるのですが
それでもあまり無理をしすぎると
自分の精神的にも、相手との関係的にも
ダメージを受けることになってしまいます。

理解してくれない相手に対しては
「諦める」ということも、本当に大事です。

ビジュアルスノウになったことがない人に
完全に理解してもらおうとしても
やっぱり、経験したことがないのに、
知名度の低い病気を理解する、というのは
なかなか難しいことです。
一般的な病気であればともかく
残念ながらビジュアルスノウの知名度は低いですし
私自身もなるまでは知りませんでした。

分かってくれる人は、必ずどこかにいます。

ですが、焦ってしまうと、逆効果です。

”出来る限り精神的に安定した状態でいること”
これが、ビジュアルスノウと付き合っていく上で
本当に大事なコトだと、実際にビジュアルスノウに
なってみて、私自身は実感しています。

「どうして分かってくれないのか」という焦りも
精神的に非常に大きな負担になってしまいます。
そのような負担を強くしてしまえば
してしまうほど、どんどん体調が悪くなっていく可能性は
本当に高いので、
「理解してくれる人に、理解してもらえればいい」ぐらいの
気持ちでいたほうが、ある程度は楽だと思います。

「気のせいでしょ」と決めつけられるのは
辛いことではありますが、
それで、精神的に負担になってしまうと
さらに辛い思いをすることになってしまいます。

そのようなことになってしまわないためにも
残念なことではありますが
分かってくれなさそうな人に対しては
諦めてしまう方が、良い場合もあるのです。

まとめ

「気のせい」と言われてしまうのは
本当に辛いことです。

一方で、ビジュアルスノウについて知らず
なったこともなければ、
そう思ってしまうのも、ある程度は
無理もないのかもしれません。

ですので、
あまり思いつめすぎず、
「理解してくれる人」を探すほうが
良いかと思います。

「理解できない人」を「理解してくれる人」に
変えるのは難しいことですから…。

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