ゴールドマン眼圧計による検査!より詳しく眼圧を測定できる!

眼圧検査と言えば、
一般的に行われることが多い検査は、
空気眼圧計による眼圧検査です。

眼科を訪れたことのある方は
経験したことがあると思いますが、
穴を覗き込み、目に空気を吹きかける検査方法ですね。

これで、基本的には眼圧を測定することができます
空気眼圧計による眼圧検査の詳細はこちらでご覧ください)

しかしながら、眼圧の検査の方法はそれだけではなく、
別の検査方法も存在します。
それが、ゴールドマン眼圧計を用いた眼圧検査ですね。

こちらでは、このゴールドマン眼圧計を用いた眼圧の検査について
ご案内していきたいと思います。

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どんな検査なの?

検査の目的としては、空気眼圧計と同じで、
目の眼圧を測定する検査です。
しなしながら、空気眼圧計による検査は、目に直接接触して行う
検査ではないため、若干の誤差が生じます。

より詳しく眼圧を検査するためのものが、
このゴールドマン眼圧計による検査、ということになります。

一般的には、あまり行われることは多くないとは思いますが
空気による眼圧検査などで数字が安定しなかったり、
高眼圧の兆候が出た場合など、
より精密に検査が必要な場合は、このゴールドマン眼圧計を
用いた眼圧検査が行われる場合があります。
特に何も問題が無い場合は、眼科の方針にもよると思いますが
いきなりこちらの検査で眼圧を測ることは少ないかと思います

こちらは歴史が古い眼圧計で、50年以上の歴史がある
検査方法になっているみたいですね。

検査方法はどんな感じ?

空気眼圧計による検査では、空気を目に当てることで
眼圧を測定していました。
そのため、基本的に目に触れるようなことはなく、
検査時間も非常に短い時間で終わります。
唯一、ちょっと気になることがあるとすれば、
目に空気を当てるので、少しびっくりする、ということぐらいでしょうか。
基本的には苦痛を伴う検査ではありません。

一方、このゴールドマン眼圧計による眼圧検査は
基本的に診察室内で行われます。
空気による眼圧検査より若干手順が増えており、
より眼圧を精密に検査するために、下記の手順で検査を
行うものになっています。

まず、最初に点眼麻酔を行います。
これは、目薬と同じような感覚ですぐに終わるものなので、
特に苦痛はありません。

点眼麻酔をしたのちに、今度は検査に必要な
特殊な液体を点眼し、これで検査の準備は完了となります。

その後、ゴールドマン眼圧計の眼圧チップを用いて
それを目に当てることにより、眼圧を測定します。
目に直接チップを当てる、と言われるとちょっと怖いような
感じもすると思いますが、
最初に点眼麻酔を行っているため、痛みが強くでたりだとか
そういうことはありません。
ただ、空気の眼圧計に比べると違和感があったり、
気持ち悪いな、と感じることは、個人差にもよりますが
あるかとは思います。

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何が違うのか?

同じ眼圧検査ならば、空気眼圧計の方を使えば
良いだけなのではないか、と思う方も居ると思います。
確かに、何も異常がなければその通りではありますが、
基本、こちらのゴールドマン眼圧計の方が、
より正確に眼圧を検査できる、とされています

そのため空気眼圧計と併用して検査を行ったり
空気眼圧計の計測結果次第ではこちらの検査を
行うことになる場合もあるようです。

なお、検査結果の数値は、
ゴールドマン眼圧計と空気眼圧計で完全に一致
することは少なく、数値には若干の差が
出るかと思います。

これは、同じ眼圧計で計測しても同じことで、
眼圧を何度も計測していると、その都度、
眼圧は変動するものなのです。

違いをまとめると
「より正確な眼圧を測ることができる検査」ということに
なります。

検査結果は?

検査結果は空気眼圧計による検査と同じように、
すぐに出ると思います。
検査結果の判断基準としては
10~21mmHgという数値だった場合は、正常範囲内、
これを越えていると、高眼圧、
これを下回っていると、低眼圧
というような判断になります。

高眼圧の場合は、視野が欠けていく病気、
緑内障(病気の詳細はこちらでご覧ください)の治療を
行わなくてはいけません。
緑内障は最終的に失明する危険もあり、
一度失われてしまった視野は戻ってきませんから、
なるべく早めの治療が必要になります。

一方であまり多いケースではありませんが、
低眼圧の場合、「網膜剥離」などが疑われます。
こちらに関しても、最終的に失明に及ぶ可能性のある病気ですから
早めの治療が必要になる病気です

いずれの場合も、眼科の先生がその場で眼圧の数値を見て
判断し、何らかの疑いがある場合は更なる検査を実施するなど、
適正に対処してくれるはずです。
眼科の先生の指示に従い、眼圧の数字に何か異常があった場合は、
それに応じた対策をしていくようにしましょう。

まとめ

眼圧検査は基本的には空気眼圧計による検査が行われることが
多い傾向にありますが、このゴールドマン眼圧計検査が
行われる場合もあります。
より精密に眼圧を測定するための検査、
ということを覚えておきましょう。

時間もそれほどかからず、苦痛を伴うような検査では
ありませんが、空気計のものに比べると、多少手順が
増えていて、直接目にモノを当てたりするため
若干の違和感がある場合もあります。

が、眼圧を測定するためにはとても
大事なことになりますので、もしもこの検査を
することになった場合は、しっかりと検査を
受けるようにしましょう。

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