眼精疲労(がんせいひろう)は目の疲れが
重症化した状態のことです。
基本的には目の不快症状を中心とした
症状で、しっかりと対策を行えば
それほど重症化するようなことはないものに
なります。
ただ、油断してそのまま放置していたり
さらに目の疲労を積み重ねるようなことが
あれば重症化してしまう可能性もありますから
眼精疲労になってしまった場合に関しては
しっかりと目をいたわるようにし、
注意をすることが大切になります。
症状が酷いものになってしまった場合に関しては
場合によっては眼科などで治療を
受けることも大事になってくるでしょう。
そして、気になるのが”失明”に繋がる可能性は
あるのかどうか、ということになるかと思います。
誰だって失明はしたくないものであると思いますし
不安であると思います。
では、眼精疲労が失明に
繋がってしまう可能性はあるのかどうか、
ということをお話していきたいと思います。
※眼精疲労とは?の記事の方に
基本的な情報をまとめてありますので
そちらの記事の方も参考にしてみてください。
失明する可能性はあるのかどうか
眼精疲労から失明に至る可能性は
”ほぼありません”
極端なことをしたり、他の病気に
繋がったりしなければ、失明することは
ほとんどないと考えて良いでしょう。
ただ、失明しないだけで、
重大な視力障害に繋がったり
する可能性は十分にありますし、
決して放置していて良いものではありません。
眼精疲労もそうですし、他の目の病気もそうですが
放置しておけば放置するほど、その症状は
どんどんと悪化していき、
最終的には重度な視力障害や他の病気に
繋がってしまう可能性はありますから
一般的にはそれほど重度な症状の出ないような
目の病気であっても、油断するようなことが
あってはならない、ということです。
では、眼精疲労と失明についての
お話をもう少し詳しくしていきたいと思います。
適切に対応できていれば心配なし
眼精疲労であることがわかったら、
しっかりと目を休め、
治療が必要であれば眼科で
しっかりと治療を行うようにしていきましょう。
不安になるかとも思いますが
眼精疲労自体はしっかり適切に対応さえ
出来ていれば心配する必要はありません。
放置しておけば上でも書いたように
重大な結果に繋がる可能性も
ありますが、放置をせずにちゃんと対応
していれば、少なくとも眼精疲労そのもので
失明に至ることはほぼ0パーセントであると
断言しても良いでしょう。
一度眼精疲労の状態になってしまうと
完全に完治させるまでには
ザンネンながら時間がかかってしまうことも
あるかとは思いますが、
ちゃんと治療や対策をしていれば
失明や重度な視力障害まで進展してしまうことは
まずありません。
視力が落ちる危険性
上で書いたようにちゃんと治療や対策を
行っていればそこまで心配しなくても
大丈夫ではありますが、
適切に対処しないと、失明まで
至らなくても視力が落ちる可能性は
充分にあります。
眼精疲労の状態が近視を
進めてしまう、ということになりますね。
眼精疲労とは目の疲れが悪化し
慢性化してしまった状態ですから
当然のことながら、目に強い負担が
かかってしまっているのも事実です。
そのため、その状況が長期化し、
何の対策もしていない場合は
視力に影響を及ぼす可能性はあります。
失明に至ることは再三書いてきた通り
ほとんどありませんが
視力に影響を与える可能性は
充分にありますので、
自分の視力を守るためにも
しっかりと対応していく、ということは
とても大事なことになります。
他の病気に発展する可能性
眼精疲労で失明につながるとすれば
眼精疲労そのものではなく
目の疲れが一つの原因になってしまい
他の病気を引き起こしてしまい
その病気によって失明する、
ということになるかと思います。
眼精疲労の状態は
目に負担がかかっている状態ですから
当然、他の目の病気になってしまう
可能性も高まります。
目の病気には色々な種類があり、
眼精疲労以外にもたくさんの種類が
存在しています。
その中には失明の危険性が比較的高い
病気なども存在しますから
眼精疲労から他の病気に
繋がってしまった場合に関しては
注意が必要です。
目が疲れている状態を放置しておけば
当然、目にとっての大きなダメージに
なってしまい、負担をかけることになりますから
他の病気に繋がるリスクも高くなります。
眼精疲労の治療を行っている場合でも
他の病気に絶対にならない、ということは
ありませんから、しっかりと目の状態は
自分で把握しておき、
もしも”調子が悪い”と感じるのであれば
早めに眼科で診察を受けることが重要な
ポイントになります。
眼精疲労に隠れて他の病気に
気付くことができないまま
それが悪化してしまうと、失明とまでは
行かなくても、治療が大変になってしまったり
場合によっては治療が長期化してしまうことにも
繋がってしまいますから要注意です。
治療することは可能なの?
眼精疲労の治療を
することは可能です。
決して治らない状態ではありません。
ただ、眼精疲労になるということは
少なからず、どこかで目を酷使している、
ということになりますから
まずは自分の目の使い方を
見直すことが大事になります。
目を酷使している場合、
それを解消するだけでも大きな効果になります。
ただし、パソコンやスマートフォンを長時間
使用している方や細かい作業で目を酷使
している方の中には仕事の都合で
どうしても目を休めることは
難しい、という方もいるかと思います。
そういった場合は、眼科の先生などと
相談しながら対応していくことが
大事になります。
疲れ目対策の目薬など、対策はいくつかありますから
先生と相談しながらやっていくようにすると良いでしょう。
場合によっては眼精疲労の状態が
ズルズルと続いてしまうようなことも
あると思いますが
そういった場合も、焦らず治療や目の健康対策を
続けていれば症状は安定しますから、
しっかりと治療や対策は行うようにしましょう。
治療も何もせず、目を酷使する状態が続けば
当然ながら眼精疲労が悪化していく可能性もあり、
悪化が続けば、他の病気などに繋がって
本当に最悪のケースを考えるのであれば
失明に至る可能性も「0」ではありません。
眼精疲労と決めつけないように
自分が眼精疲労かどうかは、
眼科で診察を受けて検査を行わない限り
分かりません。
目の調子が悪くなってきて、
自分がパソコンやスマホなどで目を酷使している場合、
「これは眼精疲労だな」と考えてしまう
こともあるかと思いますが、
これは、そうではありません。
眼精疲労と勝手に決めつけてしまうことは
非常に危険です。
眼精疲労の症状と似たような初期症状の
病気はたくさんあります。
それを放置することで、場合によっては
重大な結果を招いてしまう可能性は
充分にありますから、そうなってしまわないように
目の調子が悪くなり、それが続くようであれば
一度は眼科で診察を受けることをおすすめします。
診察を受けない限り、自分の目の不調が
眼精疲労のせいであると断言することができません。
まとめ
眼精疲労から失明になってしまうことは
まずないと考えても良いでしょう。
その点は安心しても良いかと思います。
ただ、眼精疲労が間接的な原因となって
失明する可能性は「0」ではありません。
あるとすれば
眼精疲労の症状をこの上ないぐらいに
放置し続けたり、
眼精疲労がきっかけになって他の
病気になってしまったり…
ということでしょうか。
眼精疲労は”単なる目の疲れ”ではなく
しっかりと治療するべきものであるという
認識は持っておくべきでしょう。