大視症とは?モノが通常よりも大きく見える状態!原因は様々!

大視症(だいししょう)とは、モノが通常よりも
大きく見える状態を言います。

これ自体は病気と言うよりも、
目の症状の一つですが、
両目に発症することもあれば、片目に発症することもあります。

一過性のものですぐに治れば様子を見ても良いかとは思いますが、
もしも、モノが大きく見える状態が続くようであれば、
原因を突き止めて、しっかりと治療していく必要があります。

それでは、大視症について、見ていきましょう。

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どのような状態か?

上でも書いたとおり「モノが大きく見える」という状態です。
似たような状態に、「モノが小さく見える」小視症(しょうししょう)や、
「モノが歪んで見える」変視症(へんししょう)も存在しています。
小視症についてはこちらの記事をご覧ください!)

これらは、何らかの病気が原因となって
目の見え方に異常を引き起こしているケースが多く、
治らない場合や他の症状も併発している場合は、必ず眼科を
訪れて、モノが大きく見えている原因は何なのかを
突き止めるとともに、原因が判明した場合に関しては
しっかりと治療をしていかなくてはなりません。

もしも大視症の症状を自覚した場合に関しては、
なるべく早めに眼科の診察を受けるのが
一番ベストであるかと思います。

考えられる原因は?

では、大視症になってしまう原因は何なのでしょうか。
大きく分けて、3つになるようです。

①目の病気関連が原因になっているケース
②脳の異常が原因になっているケース
③その他(精神的な問題、ヒステリー、眼鏡、原因不明など)

これらの原因を突き止めることが大切になります。
また、モノが歪むなどの症状と併発して、
モノが大きく見える症状が現れることもあります。

考えられる病気としては、色々と存在しており、
眼科や脳外科・内科で検査を行わない限り、どの病気が原因で
大視症の症状が出ているのかを突き止めることは
難しいでしょう。
症状が出たらまずは眼科に。
繰り返しになりますが、これは、とても大事なことなのです。

まず、目の病気が原因のケース。
これは、網膜剥離や黄斑部の異常などが挙げられますが、
黄斑部の異常に関しては、モノが大きく見える、ということは
あまりなく、どちらかと言うと、歪んで見えたり、小さく見えたり
するケースの方が多いようです。
モノが大きく見える、という状態は、目ではなく脳である
可能性も他に比べると大きいようです。
ただ、ろれつが回らないだとか、しびれだとか、そういう症状が
無ければ、やはりまずは眼科に行くのが良いでしょう。
眼科検査で異常がなければ先生が判断し、脳外科などを
紹介してくれるはずです。

脳が原因のケース。
大視症の原因は、脳にあるケースも多いようです。
危険な病気である可能性もあれば、脳のごく一部の部分の異常で
ある可能性もありますが、
こればっかりは検査してみないと分かりません。
脳神経外科などでCTやMRIの検査を行うことで、
異常がないかを確認できます。
場合によって、先生の判断で別の検査が行われる場合もあります。
上で”最初は眼科”と書きましたが、しびれ、ろれつが回らない、など
脳が原因と思われる症状が出ている場合は、緊急の可能性もありますから
先に脳外科系統を受診するようにしましょう。

残りは
精神的な原因、ヒステリーなど、精神面の部分によるものの可能性もあります。
ただ、そうだと決めつけず、まずは脳・目に異常がないかを
確認することが先決になりますね。

また、「眼鏡」というのは、
眼鏡の種類によっては、眼鏡をかけると若干モノが大きく見えたり
することもあります。
これは、通常の現象なので、気にする必要はありません。

ほか、”アリス症候群”という詳細な原因が不明の病気も存在し、
この病気の症状に「モノが大きく見える」というものもあります。
脳の一部機能の異常が原因と言われており、
苦しんでいる方も多い病気です
知名度は低いですが、原因不明で症状が続く場合、
この病気を疑う必要もあるかもしれません。
アリス症候群の詳細はこちらでご覧ください)

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治療方法はあるの?

まず、大視症の症状が”何が原因で出ているのか”を突き止めないと
治療も何もありません。
例えば、網膜剥離や黄斑部の異常であれば、それを眼科で
治療しなくてはいけません。
レーザー治療、手術など色々な方法があります。
これは、各病気のページをご覧ください。

脳が原因の場合は、
手術が必要なケースもあれば、ないケースもあると思います。
万が一、脳梗塞などが原因であれば、それの治療が必要ですし、
そうでない場合は経過観察などが行われる場合もあります。

また、アリス症候群などの病気の場合、治療方法が
確立されておらず、症状が長期化する可能性もあります。

精神的なものが原因の場合は、
心療内科などで治療を受けることになりますが、
目・脳に異常がないかどうかを必ず先に確認してから
先生と相談して、診察を受けるようにしてください。

まとめ

モノが大きく見える、という症状が続く場合は
何らかの原因が考えられます。
早めに眼科を受診しましょう。

ただ、モノが小さく見える「小視症」と比べると
目が原因である可能性は低く、
どちらかと言うと、脳に原因がある可能性も
あるようです。

実際に眼科で先生に診てもらって判断を
仰ぐのが一番良いかとは思いますが、
そういう状態だということは
覚えておくと良いかもしれません。

場合によってはアリス症候群など、
長期化する病気が原因である可能性も
ありますが、いずれの場合もまず原因を
突き止めることが、大切になります。

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