点状表層角膜症とは?角膜に小さな傷がたくさんできる症状!原因は?

病気・症状

角膜は非常に大事な部分です。
しかし、その角膜に関係する目の病気や疾患はたくさん存在します。

点状表層角膜症(てんじょうひょうそうかくまくしょう)と
呼ばれる症状もそのうちの一つですね。
(点状表層角膜炎と呼ばれることもあります)

これは、角膜に小さな点状の傷がたくさん出来てしまう症状で、
原因をしっかりと見つけ出して、治療を行わなくてはならない症状です。
軽傷の場合は、あまり自覚症状などもない場合も多いようですが
症状が進めば、目の不快症状が出てきてしまいますし、
最悪の場合は、視力低下などにも繋がる症状です。

どんな病気なの?

これは、その名の通り、目の角膜の部分に点状の傷が
ついてしまう状態を言います。
コンタクトレンズの使用だとか、そういったことが原因に
なっているものであり、
その他にも、何らかの原因によって、キズが出来てしまっている状態です。
原因は様々ですが、その原因を見つけ出し、取り除くことで、
傷の発生を抑えることが重要になる症状ですね。

それでは、点状表層角膜症の概要をそれぞれ
見ていきましょう。

傷が出来てしまう原因は?

角膜に小さな傷が出来てしまう…
とは言われても、どうして傷が出来てしまうのか、
という部分はなかなか分からないかと思います。
小さな傷が出来てしまう原因としては下記のような
原因が考えられます。

原因として一番多いものが「コンタクトレンズ」とされています。
長期間のコンタクトレンズ使用や、目にあっていなかったり
正しく利用されていなかった場合に、この角膜症を
引き起こす可能性があるようです。

その他の原因として
・ドライアイ(詳細はこちら
・さかさまつげ(詳細はこちら
・紫外線
・目薬の使い過ぎ
・まばたきが浅かったり、できない場合

などが挙げられています。
それぞれが原因となって、角膜に傷をつけてしまい、
この症状を引き起こしてしまうこともあるのです。

基本的には、これらのことが原因となって、
角膜に傷が出来てしまう、ということになります。

症状はどんな感じ?

点状表層角膜症になってしまうと、
どのような症状が出てきてしまうのでしょうか。
症状としては、下記のものが挙げられます。

・目の異物感、ゴロゴロした感じ
・目の痛み(チクチクしたような感じ)
・目の充血
・光を眩しく感じられる
・涙が出やすくなる
・視界がかすむ

基本的には目の不快感などが主な症状となります。
このあたりは、他の目の病気でも同じような症状が出ますから
自己判断で判断するのはとても難しいというのが現実ですね。

なお、重症化した場合は、
角膜潰瘍と呼ばれる症状に進んでしまったりすることもあり、
最悪の場合は視力の低下を招いたりすることもありますから、
怪しいな、と思う場合は治療を受けるようにしましょう。

怪しいと感じたらどうすれば良いの?

上記のような症状が、一時的であればともかく、
長い間続いていたり、どんどんひどくなっていくような場合は
点状表層角膜症の可能性も否定できません。
また、上記のような症状は他の目の病気でも
起こり得るもので、どの病気が原因になっているかは
眼科を受診してみないと分かりません。

いずれにせよ、上記症状が長期続いたり、
悪化していくようであれば、普通の状態ではないことは
分かるかと思います。

この病気であるにせよ、他の病気であるにせよ
眼科を受診して、しっかりと原因を突き止めることが大切に
なるかと思います。

検査はどのように行うの?

検査では、角膜表面の傷などを確認します。
そのため、細隙灯顕微鏡検査(さいげきとうけんびきょうけんさ)が
行われる場合がほとんどかと思います。
これにより、角膜の状態を把握し、治療方針などを決定していくかたちになります。
検査自体は台に顎をのせて光を当てるだけの検査なので、
痛みだとか苦痛は一切ありません。
検査の詳細はこちらにまとめてあります

また、角膜の傷の状態を確認後に、今度は
どうして傷がついているのかを確認するために、
ドライアイの検査だとか、各種の検査を行う場合もあります。

治療方法は?

点状表層角膜症を治療する方法としては、
原因そのものを治療することです。
原因を治療しないと、一時的に傷を抑えることができても、
傷が再び出来てしまい、症状を繰り返します。

まず、傷に対しては
点眼薬や軟膏などで炎症を抑えることで対応する場合が多いです。
炎症や傷自体は治りやすく、適切な治療を行うことで
数日以内に治るようです。

そして、根本的な治療には
原因を突き止めて、その原因となっているものを治療する必要があります。

コンタクトレンズ関連が原因になっている場合、
コンタクトレンズの使用を中止したり、眼科医の指導を受けながら
正しい使用法で対応するようにして下さい。

目薬の使い過ぎが原因の場合は、目薬の使用を中止するか、
定められた用法を守って利用するようにして下さい。

紫外線が原因の場合は、レジャーなどの際に、
サングラスを用いることで、極力眼へのダメージを抑えて、
対応します。

一方で、ドライアイやさかさまつげが原因となっているケースでは
それらの治療を行う必要があります。
で、ないと一度傷が無くなっても、再びドライアイやさかさまつげに
よって、傷が出来てしまうことになります。
どちらの治療もそれほど難しいことではありませんが、
場合によっては手術が必要になるケースも存在します。
これらの治療法に関しては、それぞれの記事の方をご覧ください。

まばたきが原因の場合、根本的な治療は難しいとされており、
症状が進行しないように点眼薬などを用いて
目の炎症や傷を都度、治療していくことになります。

放置は危険…

どんな目の病気でもそうですが、やはりこの病気の場合も
放置してしまうのは危険なことです。
そもそも、類似する症状の病気がたくさん存在しており、
それらの中には失明の危険性のある病気なども交じっています。

また、仮にこの病気だったとしても、放置することで
症状は進行してしまい、
最終的に角膜潰瘍など別の病気の要因になってしまうこともあります。
そうなってしまえば、最悪の場合は失明することも
あり得る症状になりますから、やはり、眼科でしっかりと治療を
受けるということが、大切なことになります。

外からは見えるの?

角膜の傷自体は、外から見ることは難しいです。
「あっ!目に傷がついているよ!」なんてことは
まずない事ですからね。
見た目の変化として見えるのは、主に充血などの症状になります。
あとは、感覚的な自覚症状がほとんどです。

「目の表面に傷が見えないから大丈夫」ではなく、
ちゃんと専用の顕微鏡などで検査しないと、
角膜の傷の状態は分かりません。

一見、普通の目をしているように見えても、
何らかの症状が出ている場合は、
眼科で検査を受けて、角膜などに異常がないかどうか
確かめることは大切になってきますから、
面倒でも、一度は検査を受けるようにすることを
おすすめします。
他の病気の可能性もありますし、
目は、大切にしましょう!

まとめ

角膜に傷が出来てしまっている場合は、早めにその原因を突き止め、
原因を取り除くことが大切になります。
原因を取り除くことができないと、いつまでたっても、
細かい傷を繰り返すことになりますし、
症状が悪化してしまう可能性もあります。

ドライアイにせよ、コンタクトレンズにせよ、
基本的には対処法はありますから、
眼科でしっかりと検査を行い、原因を突き止めて、
角膜に傷ができないような状況を作り出すことが
完治への第1歩になります。

眼科の先生と相談をしながらしっかりと治療を
進めていくようにしましょう!