目の視界に粒粒や虫のようなものや光が見える…。何の病気?

視界に粒粒が見えたり、
虫のような黒いものが見えたり、
光のないところで光が見えたり…

そんな症状でお悩みの方も居るかと思います。

何の病気なのか?と不安になってしまう方も
いますよね。

こちらの記事では、
目に見えるつぶつぶ、点々、虫のようなものが
何の病気か、それとも病気でないのかをご案内していきます。

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目につぶつぶや点粒が見える…

目に粒粒や点粒が見える…そういう症状がある場合、
色々な病気や症状が考えられます。
多くの場合、心配することのないものも多いのですが、
中には失明する可能性のある”網膜剥離”の前兆現象として
起きている症状などもあります。

そこで、粒粒や点粒、光などが見える場合に
考えられる症状を下記にまとめていきます。
ただし、あくまでも”参考用”ですから、
心配な場合は決めつけずに、ちゃんと眼科を受診するようにしてください。

考えられる病気・症状

目につぶつぶや光が見える場合、考えられるものを挙げていきます。
特徴が一致しても必ずしもそれとはここでは言いきれません。
ちゃんと、眼科の診察は受けるようにしてください。

・飛蚊症
黒い虫のような物体(微生物のようなかたちをしていることも)
が視界の中を漂う症状です。
視界全体にではなく、視界の一部にそういうものがあって、
目を動かすと、その物体も一緒に動くような感じになります。
明るい場所や空などを見るとより目立ちますが、通常、
日常生活を送っていると、あまり気にならなくなるケースもあります。
飛蚊症の場合、基本的には、生理的なもので、
心配する必要はないものが多いのですが、場合によっては
網膜剥離という症状の前兆現象などとして、現れることがあります。
網膜剥離は失明の可能性もありますから、もしも飛蚊症が急に
現れたり、症状が悪化した場合は眼科で診察を受けて
生理的なものから、病的なものか、確認した方が良いかと思います
飛蚊症の詳細はこちらでご覧ください

・光視症
光視症は、暗闇や光のないところでも、光がチカチカと見えてしまう症状です。
飛蚊症とは違い、こちらは粒粒というよりはキラッとした光だったり
光の粒粒だったり、光に関係するものが見える症状になります。
光の見え方は人によって個人差がありますが、
暗い場所でも光が見えたり、見えないはずの光が見える場合は
この光視症の可能性があります。
こちらも生理的なものが原因で気にしなくて良いパターンと、
前述の飛蚊症と同じく、網膜剥離の前兆現象として現れる場合もあります。
症状が続く場合であれば、検査したほうが良いでしょう。
光視症の詳細はこちらでご覧下さい

・閃輝暗点
こちらも同じく、見えていないはずの光が見える症状ですが、
こちらはチカチカする、というよりもギザギザした光が焼きつくように
数分~数十分の間見え続ける症状です。
歯車のような、いびつなかたちをした光です。
光が消えたあとに、頭痛が現れることもあり、偏頭痛の前兆現象として
知られています。光が見えた後に頭痛があるのであれば、これの可能性が
高いです。(ただし、頭痛が無いケースもあります)
これの場合は、偏頭痛の前兆なので、それほど心配はいりませんが
稀に脳腫瘍などが原因である場合もあります。
眼科と脳神経外科を受診しておけば、確実です。
が、ほとんどの場合、これも心配するほどのものではありません
閃輝暗点の詳細はこちらでご確認下さい

・ブルーフィールド内視現象
これは、病気ではありません。
青い空を見上げたり、白い壁を見たときに、光る粒(かなり小さい粒)が
素早く移動しているのが見えるのは、
目の中の組織の動きが見えているだけであり、病気ではなく
通常起こることです。
青い空を見たときなどに、粒粒が移動して見える、という場合は
この現象の可能性が高いので、その場合は放置しても大丈夫です。
見え方には個人差があり、見えない(気付かない)人も居れば
白い壁などでも見える敏感な人も居ます。
気になる場合は眼科を受診しましょう(他の症状かもしれません)
特徴としては点粒サイズぐらいの丸い粒で、
飛蚊症よりも素早く動き回っている感じです。
飛蚊症のように、いびつなかたちではありませんし、
光視症などのように、暗いところで見えるものではありません
ブルーフィールド内視現象についてはこちらをご覧下さい

・ビジュアルスノウ
視界全体に砂嵐のようなものや粉雪のようなものが見え、
全体的にノイズがかかっているような場合は、
ビジュアルスノウと呼ばれる病気かもしれません。
これは、失明したり、命に関わるものではありませんが、
治療法が確立されていない厄介な病気です。
特徴としては「視界全体にあること」、目を瞑ったときにも
何か違和感(何かが見える)ことがあることなどでしょうか。
テレビの砂嵐を薄くしたものを目の前にフィルターとして
かけているような、そんな感じのものです。
飛蚊症や、他のものと違い、常に、全体的に薄く、
見えているような、そんな感じです
ビジュアルスノウについてはこちらをご覧下さい

基本的に考えられるものはこのあたりでしょうか。
稀に、脳梗塞などの前兆として、
粒粒が見えた、というようなこともあるようですが、
それは稀なケースであると思われます。
脳関係の異常(しびれ、ろれつが回らない)などがもしも
出ているなら、それは脳神経外科などを急いで、受診しましょう。

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飛蚊症とビジュアルスノウの識別

ビジュアルスノウは、飛蚊症と間違えられることも
よくある症状です。
確かに、砂嵐のようなもの、
点粒のようなもの、ノイズのようなものが見える、と
伝えれば最初に飛蚊症を疑われてしまうのは
仕方のないことかもしれません。

しかし、
実際には全然違うものなのです。

私は、小さいころから飛蚊症(生理的なもので問題のないもの)が
あったので、ビジュアルスノウとの違いがよく分かります

飛蚊症は、
人によってサイズや形状は異なりますが
浮遊物が視界に出てきている状態に
なるかと思います。
目を動かすと、それに合せて飛蚊症の物体も
動くような感じですね。

明るい場所で特に目立ち、暗い場所では目立たなくなります。

一方ビジュアルスノウは視界全体に
テレビの砂嵐を薄くしたようなものが見えます。

無数の粒粒が砂嵐のように全体に
あるような感じですね。
目の動きとは関係なく、全体的に広がっています。

人によって、この薄さや、粒粒の量は違いますが、
空に、砂嵐をかぶせたような、
そんな感じの見え方をします

見え方には個人差があり、
粒粒は単に砂の様だったり、
人によってはちょっとカラフルな粒粒だったり
するようなこともあるようです

また、粒粒というよりは光の粒がチカチカ
する人も居るようですし、
見えてないはずのきらきらが見えたりだとか、
色々な見え方が存在しています。

このように飛蚊症とは全く異なるもので、
飛蚊症とビジュアルスノウ、
私には両方見えていますが、
どれが飛蚊症のもので、
どれがビジュアルスノウのものか
はっきりと判別することができます。

ただ、初めてそういう症状が出た方は
確実にビジュアルスノウとは限りませんから、
一度眼科は受診しておいた方が良いと思います。

眼科を受診する際には「ビジュアルスノウかも」と
言っても伝わりませんから
「目に粒粒が見える」とでも言っておくのが良いでしょう
(大抵の場合飛蚊症と診断されると思いますが…)

飛蚊症は心配ないケースもありますが
網膜剥離などの前兆であるケースもまれにあります。
初めて粒粒が見えた場合、ビジュアルスノウだ!
と決めつけてしまうのは危険なので、
まずは検査は受けておきましょう。

まとめ

目に粒粒や点などが見える場合、
上記のような症状が可能性として挙げられます。
最終的には眼科を受診しないと分からないので、
不安であれば眼科を受診することをおすすめします。

多くの場合、気にする必要のない生理的なものだったり
することも多いのですが、
中には網膜剥離などを起因としているものなどもあるので、
その点は、注意が必要です。

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